来場者の投票で大賞を決定!
絵金蔵『えくらべ復活展』
/高知県香南市赤岡町

 「絵金祭り」とは一年に一度だけ夏の夜に、それぞれの家が所有する絵金の作品を軒先に飾り、蝋燭の灯りに照らされた絵を鑑賞する(えくらべ)にちなんだ祭りである。地域ぐるみの取り組みとして注目されてきた。
 
 2012年8月須留田八幡宮神祭と絵金祭りが行われた4日間、赤岡町商店街を中心に、現代作家の屏風作品13点を絵金屏風と同時に並べる「えくらべ復活展」が開催された。そこで、観光客による投票イベントを実施した。えくらべ(絵競べ)は、絵金が生きた時代の風習のひとつで、土佐の庶民は様々な絵師に芝居絵屏風を注文して競い、最良の作品を出した地域はその年の豊作を約束されたというもの。

日没と同時に街灯が消され、蝋燭がともる。

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白井 至子