場づくりマーケティング・コンソーシアム

カテゴリ : ツール

場づくりマーケティング・コンソーシアムでは、富士吉田市、一般財団法人・富士吉田みんなの貯金箱財団、富士吉田市地域おこし協力隊と協働で、地域の魅力発信や地域活性化に取り組む際に活用できるプラットフォーム「富士山じかん」を導入・運用する実証実験プロジェクトを推進しています。

この度、iOSとAndroidで機能するスマートフォンアプリ「富士山じかんアプリ2.0」をリリースいたしました。

このアプリは、「ここにしかない時間」を実感できる数多くのスポットを紹介し、写真と地図を使った直感的なナビゲーションで、富士吉田・富士北麓地域を案内するものです。また、お勧めのコースや各種イベントの紹介なども行っています。

今回リリースしたVer.2.0 では、スマートフォンの画面に表示させたスタンプ帳に、スタンプモジュールでタッチすることで押印が出来る機能や、Beacon連動によるPush通知機能なども提供します。 また、英語でのコンテンツ提供も行います。

同アプリを用いて、8月1日~8月31日の期間に、スマートフォンを用いた「富士山登山スタンプラリー2015」を実施します。

富士吉田・富士北麓地域へお越しの際には、ぜひお手元のスマートフォンにインストールしてお出かけください。


富士山じかんアプリ(iOS版)

富士山じかんアプリ(Android版)

プレスリリース


※「富士山じかんアプリ2.0」は、慶應義塾大学SFC研究所(場づくりマーケティング・コンソーシアム)による研究・企画に基づき、大日本印刷株式会社が開発を行った「まちなか回遊アプリ作成サービス」を用いるものです。


場づくりマーケティング・コンソーシアムでは、富士吉田市、一般財団法人・富士吉田みんなの貯金箱財団、富士吉田市地域おこし協力隊と協働で、地域の魅力発信や地域活性化に取り組む際に活用できるプラットフォーム「富士山じかん」を導入・運用する実証実験プロジェクトを推進しています。

この度、このプラットフォームの各種ツールのうち、「富士山じかんアプリ(iOSアプリ)」および「富士山じかんWeb」をリリースいたしました。

富士吉田市をはじめとする富士北麓地域には、富士山にまつわる文化や、富士山の恵み・水を活かした産業、富士山の裾野に広がる御師町の景観、昭和の歓楽街の面影を残す街並み、個性豊かな郷土料理や飲食店、暮らす人々の人柄や絆の強さなど、市民が育ててきた様々な魅力があふれています。

アプリやウェブを通じて、「富士山じかん」の美味しい、懐かしい、不思議な、ここにしかない魅力にふれる旅を、まったりとお楽しみください。

そして、お気に入りの富士山じかんスポットへ、ぜひ、足をお運びください。

fujisanjikan

富士山じかんWeb

富士山じかんアプリ(iOS版)

プレスリリース


※現在の掲載スポットは、富士吉田市地域おこし協力隊の隊員と慶應義塾大学の学生らが協働調査を通じて収集したものです。今後も、随時、スポットを追加していく予定です。


来場者の投票で大賞を決定!
絵金蔵『えくらべ復活展』
/高知県香南市赤岡町

 「絵金祭り」とは一年に一度だけ夏の夜に、それぞれの家が所有する絵金の作品を軒先に飾り、蝋燭の灯りに照らされた絵を鑑賞する(えくらべ)にちなんだ祭りである。地域ぐるみの取り組みとして注目されてきた。
 
 2012年8月須留田八幡宮神祭と絵金祭りが行われた4日間、赤岡町商店街を中心に、現代作家の屏風作品13点を絵金屏風と同時に並べる「えくらべ復活展」が開催された。そこで、観光客による投票イベントを実施した。えくらべ(絵競べ)は、絵金が生きた時代の風習のひとつで、土佐の庶民は様々な絵師に芝居絵屏風を注文して競い、最良の作品を出した地域はその年の豊作を約束されたというもの。

日没と同時に街灯が消され、蝋燭がともる。

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白井 至子

展示が館をとびこえて、まちへ広がる取り組みを紹介する。

「今年はうちの、よう鳴くわ」愛着の持てる虫イベント
伊丹市『鳴く虫と郷町(ごうちょう)』
/伊丹市昆虫館


 現在では、虫15種類3000匹、協力店舗数100、協力団体30団体、関連イベント30とまちぐるみの規模へ成長したまちの一大イベント『鳴く虫と郷町(ごうちょう)』。
 
 伊丹市昆虫館は虫を用意する。文化振興財団は街を担当。商店街は店先に虫を置き、飼育する。シンプルな役割分担は基本は当初から変わっていない。シンプルな参加形態がよかったのか、「世話(飼育)」というちょっとした手間が「愛着」へと変わり、自慢しあうといった参加意識まで育まれ、まち全体が、虫の音を聴き、秋を楽しむ会場になる。

「鳴く虫と郷町」2012年度

写真は、旧石橋家住宅で行われている「虫の音茶会」の様子。

旧石橋家住宅で行われている「虫の音茶会」

5、6月には、イベントの一環として、「初夏のキリギリスハンター」が行われた。地元企業の職員なども参加し、キリギリスの幼虫を捕獲に協力した。

 白井 至子


 地元の人や観光客が集まる「場」としてのミュージアムを中心に、ミュージアムと地域の魅力を有機的につなげることができれば、より広がりをもった豊かな体験を来館者に提供することができるのではないだろうか。情報技術を活用し、「場」を拠点として周辺エリアの地域資源を楽しく回遊することができる「地域情報プラットフォーム」を提案している。

 もりおか歴史文化館は、城下町盛岡の歴史や文化を紹介し、まちなか観光を推進する拠点施設として2011年にオープンした。盛岡は、城下町の歴史的景観やまちなみ・史跡、伝統工芸のお店など魅力的な地域資源が数多く点在するまちである。館では、ミュージアムとこれらの地域資源(=フィールドミュージアム)とをつなぐツールが必要と考え、まちあるきスマートフォンアプリ「マチレコトラベル」の実証実験を行っている。館を学びの拠点として、フィールドミュージアムへの回遊性を高め、まちの活性化にもつなげる狙いだ。

地域連携04_もりおか歴史文化館_1

 マチレコトラベルのコンテンツやサービスは、盛岡のまちの人とのワークショップを通じて開発されたもので、ワークショップでは、まちの魅力を改めて見直し、まちを楽しく体験してもらうためのアイディアが検討された。ミュージアムの展示内容に関連した周辺史跡を巡ったり、伝統工芸品のお店に行って話を聞いたりと、地域全体をミュージアムとしてとらえ、体験し、理解を深めることができる。

マチレコアプリ

 来館者に新たな気づきや発見を提供し、行動のきっかけを与え、地域についての楽しさを伝え、興味を深めさせる。この地域情報プラットフォームは、「場」と地域、地域資源と人、人と人とを結ぶハブとして、今後も、確実に重要な役割を果たすといえる。

水野 歌子

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